RETURN-RETURN
第8月12日、午前5時34分。王室警護部隊寮は突然眠りから覚まされた。 「おいっ!ソル起きろ!!」 「何ですか今日は非番ですよ〜」 ソルは安眠を妨害されて、制服姿のルームメイトに不機嫌な顔を向けた。 「馬鹿っ、お前も早く着替えろ」 同僚の只ならぬ様子にさすがに、寮全体を覆っている異様な雰囲気を察知した。 「国王が殺害された」 ♯purologue ♯1 ♯2